スラッシュドット ジャパン | 「ブログ」誕生10周年
ちなみに、このブログは、2003年10月04日から始めたので今年で4周年です。
ブログが10年目というのは、ブログの語源の「weblog」という言葉が出来たのが10年前ってことらしいですね。
まあ、Webpage の Logging をしていたサイトなんてのはもっと昔からあったはずですので、あくまでも言葉としてってことですね。
それよりも、Weblogのツールの歴史のほうが重要かもしれません。
ちなみに、本ブログでも使用しているブログ用ツール「MovableType」が初めて世に出たのは、2001年10月8日だそうです。
日本で、ブログが注目されだしたのは2003年以降ですね。
ココログが開設されたのも2003年だそうです。
日本でもブログはすっかり定着してしまって、
個人サイトといえば、大抵の場合はブログ形式になってますし、企業サイトにもブログコーナーは大抵あします。
サイト全体をブログ化している企業サイトもあります。
ここまでくると、「ブログ」は衰退することはあっても消えることはなさそうです。
さて、日本の個人発信のブログの場合、日記として使用している割合が非常に多い点がある意味問題かもしれません。
日記を書くのは悪いことはないのですが、ブログ登場以前は、Webサイト=公共の提示物という倫理観が強かった為、他人にとって有用ではない情報を載せたWebサイトを作成することをためらう人が多かったのです。
勿論、ブログツールのような手軽なツールが無かったので、わざわざ手間と時間を掛けて無用な情報をWebサイトに乗せる人も少なかった訳ですが。
当然、Web上の情報の質の高さはある程度保たれていたわけです。
そして、ブログ登場後、ブログ=日記という偏った認識のブログサイトが量産された結果、情報を求める人々にとっては無用なサイトやページが増えてしまい、情報を探す人にとっては、欲しい情報に辿り着けない状況が生まれました。
それはそれで問題なのですが、その状況を改善するために、検索エンジンは進化し、Wikiのような情報集約に特化したサイトの仕組みが生まれたりしたわけです。
今まで自分のWebサイトを持とうなんて少しも思ってなかった人たちがブログを使って情報を発信し出した訳ですし、インターネット上の情報の多様化という意味でブログは大きな役割を果たしたとも言えるでしょう。